コロナ禍で完全オンラインの学習塾へ移行「確認テスト」を3周配信する
高速学習サイクルで確実な定着を図る

塾長・講師/権田先生

R&G Labo(愛知県豊田市)

塾ベース情報

  • 指導形態:個別 自立
  • 生徒の受講目的:受験 定期テスト
  • 生徒総数:13名
  • 対象科目/コース:国語・数学・英語・理科・社会/個別指導コース・自習コース
  • 対象学年:中学校1年生〜高校3年生
  • 月謝:26,400円

10秒でわかる!活用のポイントサマリ

  • 完全オンラインの学習塾へ移行するにあたり、授業の予習から定期テスト対策、受験対策まで幅広く使える『スタディサプリ』を導入
  • 同じ「確認テスト」を3周配信する高速学習サイクルで、生徒の知識定着と解答スピードをUP
  • 保護者との面談では「スマホ視聴=『確認テスト』での学習」と説明。生徒がスマホで学習する環境を後押し

課題カテゴリ

  • 学習サイクルの効率化
  • 弱点・苦手の把握
  • 業務効率化
before
after

インタビュー記事

導入したきっかけ・導入前の一番の課題

コロナ禍で気づいた学び方の本質。
通学型の学習塾から完全オンラインの学習塾へ

以前は通学型の学習塾を経営していましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、休校を余儀なくされました。近隣の学校の感染者の推移を見ながら、柔軟にオンライン授業に切替えて指導していたところ、「学ぶ場所」に違いはあっても、「勉強する内容」に違いはなく、本質は「生徒の学び方」にあると気づきました。というのも、リアルであろうが、オンラインであろうが、授業を受けた後の行動こそが大切だからです。リアルとオンライン(動画授業)の比較を行い、オンラインならくり返し視聴できること、いつでもどこでも勉強ができることからも、生徒に大きなメリットがあると感じ、完全オンラインの学習塾へと舵をとりました。
ちょうどその頃、受験を題材にしたマンガに夢中になっており、作中で登場する『スタディサプリ』の魅力に引き込まれていました。受験生には「自分と向き合うこと」の大切さを伝えていたこともあり、単元ごとに細かく分けられている講義動画、自分の苦手をピンポイントで潰していける「確認テスト」があれば、自分と向き合いながら学習を進めることができます。また、中高生が好きなスマホを、使い方次第で「武器」に変えられるところも気に入りました。いつでもどこでも勉強できる環境を作れば、自宅、自宅以外でも学習する時間が増やせますし、毎日勉強に触れることで記憶の定着にもつながります。当時受験生が多く在籍していたこともあって、『スタディサプリ』の導入を決めました。

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導入してよかったこと

「確認テスト」を軸にした高速学習サイクルで
時間の使い方が上達

当塾では最も強化したい科目を生徒に選択させた上で、その科目をオンライン指導し、残りの科目は『スタディサプリ』で自宅学習してもらう形で進めています。というのも、一人で運営しているため、他の科目まで直接指導するのは現実的に難しいからです。その点、『スタディサプリ』があれば、生徒が受講していない科目もカバーできるため、生徒へのコーチングに費やす時間も増えました。
『スタディサプリ』の活用方法は学年によって異なりますが、受験生の場合は、学習量・演習量を増やすことを目的に、「確認テスト」をベースにした学習サイクルを回しています。具体的には、週次面談時に1学期で習う単元を5科目分宿題配信し、生徒は「確認テスト」に挑戦。わからないところは講義動画で復習をします。翌週も同じ「確認テスト」を宿題配信し、仮にここで100点を取った場合は、学習内容を記憶できているため講義動画の視聴は不要。さらに翌週は解答スピードを意識しながら同じ「確認テスト」に取り組むという流れです。活用のポイントは「確認テスト」に先に取り組み、講義動画を復習として利用することと、同じ「確認テスト」を3周させること。生徒にしてみれば、苦手なところだけ講義動画を視聴すれば良いため、広い範囲の学習をスピーディに進められますし、同じ範囲を3周くり返すことで、知識定着と解答スピードもアップします。生徒は毎週大量の宿題に取り組むことになりますが、ちょっとしたスキマ時間を見つけてこまめに学習をする生徒も見られました。確実に時間の使い方が上達し、自立性も身についてきたと実感しています。

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生徒や保護者の変化・声

1か月で170もの「確認テスト」に解答。
英語の偏差値が「40台」から「60台」に上昇する生徒も

「確認テスト」を軸にした学習サイクルを回し、最終的には月170もの「確認テスト」に解答していました。これは『スタディサプリ』を導入する塾の中でも、トップレベルの活用度のようです。大量の宿題についてこれない生徒もいましたが、移動時間に取り組むなど、試行錯誤しながらも最後までやり切っていました。「『スタディサプリ』があれば、いつでもどこでも勉強できる」という声も寄せられるなど、スマホは使い方次第で最高の勉強道具になることを実感しました。学習時間の増加とともに生徒の成績も上昇し、中には英語の偏差値を1年間で40台から60まで上げた生徒もいます。本人は英語が苦手でずっと悩んでいましたが、「確認テスト」にくり返し取り組み、無事志望校に合格することができました。
こうした生徒の変化は保護者にも影響を与えました。当塾では保護者との面談の際に、「スタディサプリfor Teachers」の画面を見せながら「スマホ視聴=『確認テスト』での学習」と説明しています。以前は、スマホを使って勉強することにネガティブな印象を持つ保護者が大半でしたが、現在はスマホで勉強する生徒の様子を安心して見ているようです。

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profile

R&G Labo(愛知県豊田市)権田 泰貴先生

中学生から高校生まで13名が在籍する完全オンラインの学習塾。生徒と接する上では「先生・生徒」という関係ではなく、同じ目標に向かって突き進む「仲間」として接することを意識し、自ら得た経験や情報を余すことなく生徒に伝えている。また、「受験においては自分自身と向き合うことが大切」という考え方に基づき、勉強をする目的や時間の使い方を生徒自身に考えさせるコミュニケーションを心がけている。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。