講義動画を活用することで、授業準備を効率化「言わせて、ほめる」オペレーションで
中学生のモチベーションを高める

塾長・講師/N.T.先生

成蹊学習フレンズ(宮城県仙台市)

塾ベース情報

  • 指導形態:個別 集団
  • 生徒の受講目的:定期テスト
  • 生徒総数:27名
  • 対象科目/コース:数学・英語・理科・社会/小学生講座・中学生講座
  • 対象学年:小学校6年〜中学3年生
  • 月謝:8,000円〜12,500円(科目・コースによって異なる)

10秒でわかる!活用のポイントサマリ

  • 『スタディサプリ』の講義動画を使って授業準備を効率化。授業のクオリティを下げずに、生徒に寄り添う時間を増やす
  • 中学生の勉強に対するモチベーションを高めるために、講義動画の内容を「言わせて、ほめる」オペレーションを構築
  • デジタルホワイトボードを活用した温度感のあるコミュニケーションで、宿題への動機付けを高める

課題カテゴリ

  • 業務効率化
  • 学習サイクルの効率化
  • 人手不足の解消
before
after

インタビュー記事

導入したきっかけ・導入前の一番の課題

1回の授業で、60〜90分の授業準備。
生徒のフォローに充てられる時間が限られていた

当塾に在籍する生徒の多くは、公立中学校に通うごく一般的な中学生です。学習習慣が十分に身に付いていない生徒も多く、いかに楽しく勉強に向き合ってもらうかを意識しながら指導にあたっています。『スタディサプリ』を導入する前は、生徒にとって満足度の高い授業を行うために、独自の教材を用意するなど、授業のクオリティにこだわってきました。ただ、授業のクオリティにこだわるほど、1回の授業準備に60〜90分もの時間を要するため、苦手克服や勉強のアドバイスなど、フォローに充てられる時間も限られていました。また、当時は授業を休む生徒も多く、プリントを配っていましたが、全員が取り組んでくれるわけではありません。生徒の個性が異なる中で、授業のクオリティを保ち指導の効率を高めることで、生徒に寄り添う時間を増やしたいと考えていました。数あるICT教材の中から『スタディサプリ』を選んだのは、学校の授業に沿った学習ができること。「学校の授業についていけない」という悩みを抱える当塾の生徒にとって最適な教材です。加えて、講師や授業の知名度も高いことから、当塾が目指す「生徒の学びに伴走する塾」を実現できると確信し、導入を決めました。

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導入してよかったこと

授業準備時間を「100時間」削減。
生徒に、より伴走できるように

「ICT教材を導入することで、生徒とコミュニケーションをとる時間が減ってしまうのではないか」という不安を抱えている人は多いと思います。当塾の講師の中にも「『スタディサプリ』に仕事を取られた」「無機質に指導しているとテンションが下がる」と感じる人がいました。ですが、考え方によっては教える時間を削減した分、生徒とのコミュニケーションに費やす時間が増えるのです。当塾では『スタディサプリ』を導入したことで、授業の準備にかける時間を効率化し、全講師合わせて約100時間/月を削減。時間に余裕が生まれ、生徒とコミュニケーションをとる時間も増えました。授業を始める前に、「今日は『現在進行形』だからね。先週やったこと覚えている?」「文化祭の季節だね。何やるの?」「あのマンガ見た?」など、2〜3分のアイスブレイクは意識して挟んでいます。中学生にとっては、こうしたたあいのない会話がモチベーションのきっかけにつながることも多いもの。授業のクオリティ担保は『スタディサプリ』に任せて、どうしたら生徒が勉強に向き合ってくれるかを考えたり、「この理科の実験の動画めっちゃ面白いよ」とレコメンドしたりと、講師の役割も伴走するスタイルに変わってきました。自ら勉強に取り組むことが難しい年代だからこそ、「教える」よりも「伴走する」ことを大切に、日々生徒と接しています。

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生徒や保護者の変化・声

講義動画の内容を「言わせて、ほめる」
オペレーションを構築し、集中力UP

『スタディサプリ』を導入した当初は、活用を生徒に任せていたこともあって、講義動画に集中できないという生徒が見受けられました。講義に集中させるためにノートを取らせたりもしましたが、それを手間に感じてしまう生徒もいたことから、現在は講義動画を視聴させた後に、講義の内容を生徒に「言わせ」て、講師が「ほめる」をオペレーションに組み込むようになりました。講義の内容を言えたらしっかりほめて、言えなかったとしても「こういうこと言ってたよね?」と促すと、大抵の生徒は記憶を呼び起こして「言ってた」と反応してくれます。このオペレーションに変えたことで、生徒も集中して動画を視聴するように。その結果、中学校1年生の女子は苦手だった数学の点数を40点から80点近くまで伸ばしました。
最近は他社のデジタルホワイトボードと、『スタディサプリ』を組み合わせた「宿題コミュニケーション」を始めました。授業のたびに、宿題として取り組んでほしい「確認テスト」や講義動画をホワイトボード上で指示。生徒はタブレットからホワイトボードにアクセスし、宿題に取り組むという流れです。離れていても生徒とコミュニケーションをとることができますし、手書きというメリットを生かして、励ましのメッセージやイラストを書いたりすることもできます。こうした温度感のあるコミュニケーションをとることで、生徒のモチベーションも高まり、以前よりも授業を欠席する生徒が減りました。

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成蹊学習フレンズ(宮城県仙台市)塾長・講師 N.T.先生

小学生から中学生まで、約30名が在籍する学習塾「成蹊学習フレンズ」の教室長兼講師。地域密着型のメリットを生かし、学校の学習進度や学校行事などを考慮した上で、補習や定期テスト対策に力を入れた指導を行う。生徒や保護者との距離感の近さを大切に、生徒のモチベーションアップにつながるコミュニケーションを心がける。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。