塾のカリキュラム・授業を「スタディサプリ化」講師の指導力に依存しない
授業運営で属人化を解消

塾長/岩下先生

TALKゼミナール(東京都文京区)

塾ベース情報

  • 指導形態:集団 個別
  • 生徒の受講目的:受験
  • 生徒総数:121名
  • 対象科目/コース:国語・数学・英語・理科・社会/小学部・中学部・高校部
  • 対象学年:小学1年生〜高校3年生
  • 月謝:60,692円〜94,908円(高校生の場合の受講料。科目や学年によって異なる)

10秒でわかる!活用のポイントサマリ

  • 塾で行う授業を、『スタディサプリ』をベースにしたカリキュラムに統一。講師の指導力に頼らない質の高い指導を実現
  • 『スタディサプリ』の講義動画を「正」とし、講師には授業前に「講義動画の視聴」を義務づける
  • 生徒の振り返り学習を『スタディサプリ』でカバー。独学の効率が上がり、上位〜中堅私立大学へ合格する生徒が現れる

課題カテゴリ

  • 業務効率化
  • 学習サイクルの効率化
  • 学習進捗の可視化
before
after

インタビュー記事

導入したきっかけ・導入前の一番の課題

カリキュラムの不安定さを解消し、独学の効率性を
高める打ち手として『スタディサプリ』を導入

当塾は、一人ひとりに応じた学習指導と徹底した「学習管理」に注力する学習塾です。生徒の中学受験・高校受験・大学受験をサポートし、これまでに難関校合格者を多数輩出してきました。現在は高校生の指導において、『スタディサプリ』のカリキュラムをベースにした授業を展開しています。『スタディサプリ』を導入する前はカリキュラムが不安定で、塾としてというよりも、個々の講師の指導力に頼らざるを得ない状況でした。大学生講師を雇っていましたが、どんなに学力が高くても、皆が皆教えることに長けているとは限りません。教えるのが得意な講師とそうでない講師の差が目立つようになり、生徒の合格率も安定しませんでした。
また、生徒の独学指導も当塾が抱えていた課題です。当塾には、志望校合格から逆算した時に試験本番まで時間がない、目標の学力レベルに届かないと悩んでいる生徒もいます。大学受験を攻略するには、授業で習ったことを復習し、くり返し学習して知識を定着させることが必要です。しかしながら、前段階の基礎知識が抜け落ちている生徒も多く、塾としてさかのぼって指導する時間もリソースもないなかで、いかに効率的に独学させるか頭を抱えていました。そんな時に出会ったのが『スタディサプリ』。自分自身でも全講座を受講しましたが、有名予備校の人気講師による授業の質の高さと、苦手や弱点を短期間で効率よく学べるシステムに驚かされました。まずは2名の生徒にトライアルで『スタディサプリ』を受講してもらったところ、無事目標の大学に合格。入塾した時点の偏差値から考えると、まさに逆転合格です。それから『スタディサプリ』を塾のカリキュラムとして全面的に採用し、授業の予習・対面授業・宿題・欠席者フォローに活用しています。

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導入してよかったこと

授業前に、講師自身に講義動画を視聴させることで
講師の指導力に依存しない授業を実現

『スタディサプリ』を指導の軸に据えたことで、講師に期待することがクリアになり、安心して授業を任せられるようになりました。講師に期待するのは、一語一句間違えないレベルで授業を行うこと。授業を行う前に、講師自身に『スタディサプリ』の講義動画を視聴させ、授業準備に役立ててもらっています。別の言い方をすれば、これができない講師は採用を見送っています。講師の採用基準も明確になり、必要以上にコストをかけずに済むようになりました。
講師の反応を見ていると、受験生時代に『スタディサプリ』を使って大学に合格した講師も多く、自身の成功体験からも、『スタディサプリ』を使って指導できることに喜びを感じているようです。講師のなかには「どのように教えたらいいのかわからない」という方もいます。生徒の学力や理解度に合わせて、授業で補足説明したり割愛したりといったチューニングは必要ですが、『スタディサプリ』の講義動画を視聴することで、「こう教えればいい」という指導のベースができるので、そこから大きく外れることはありません。授業についてこられなくなった生徒には、映像講義と「確認テスト」でフォロー。対面授業とリンクした内容の教材だから効率よく理解でき、また自分自身の正答率の向上を実感できて、『スタディサプリ』の存在が独学する上で大きな力になっています。塾における指導業務のように、専門的な知識や技術を要する業務は属人化しやすいものです。どんなに優秀な講師でも、いずれは大学を卒業し塾を離れていきます。『スタディサプリ』を導入したことで、講師の指導力に依存しない授業ができるようになり、授業の品質を維持したまま業務効率化を図ることができました。

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生徒や保護者の変化・声

生徒の学力が向上し、
志望する大学の偏差値帯も1ランク以上アップ

生徒が取り組む『スタディサプリ』の内容は、他社のカリキュラム作成・管理アプリと連動させた上で、志望校との差がどれだけあるかを視覚化できるようにしています。『スタディサプリ』をこなしていくことで、志望校の合格ラインに近づいているというのが目に見えてわかるので、志望校が決まっている生徒は毎日のように活用しています。生徒の学力が向上するとともに、志望大学の偏差値帯も1ランク以上アップ。入塾時のことを思い返すと、『スタディサプリ』を導入して心からよかったと思います。一方で、志望校が決まっていない生徒は、学校の定期テストで点数を取ること、学校の授業についていくことを目標に設定しているため、『スタディサプリ』を積極的に利用できているわけではありません。志望校が決まっていない生徒に対して、いかに取り組ませていくかは課題ですが、できる限り早めに志望校を決められるようアドバイスしながら、『スタディサプリ』のカリキュラムに沿った授業を行うことで、最低限をカバーしています。
また、以前は部活動や学校行事などで、授業を欠席する生徒も見受けられましたが、現在は授業を欠席した場合、授業以外の日に通塾してもらい、その場で講義動画と「確認テスト」に取り組ませています。授業日以外にも通塾しなければならないというのがわかっているので、滅多なことでは休まなくなりました。このスタイルにたどり着く前は、各自で取り組ませていましたが、なかなか行動に移せない生徒が多かったため、多少強制的でも『スタディサプリ』に触れる環境を与えています。

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profile

TALKゼミナール(東京都文京区)
岩下 達生先生

生徒自身の「この学校へ合格したい」という思いを実現することを第一に、受験指導だけではなく、授業の予習の仕方、ノートの取り方、復習の仕方、暗記の仕方といった自立学習をサポートする学習塾。学力が伸びる時期は一人ひとり異なるという考えのもと、大学受験までを見据えた小学・中学・高校の長期計画で、トップ校合格を目指す学習管理に力を入れる。海外の大学をはじめ、難関国公立・私立大学の合格者を多数輩出する。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。