授業だけでは教え切れない範囲・科目の指導に活用インプットとアウトプットを切り分けた
授業展開で、生徒の学習時間が大幅UP

塾長/小野先生

オンライン個別学習塾エアスタ(青森県弘前市)

塾ベース情報

  • 指導形態:個別
  • 生徒の受講目的:定期テスト・受験
  • 生徒総数:28名
  • 対象科目/コース:国語・数学・英語・理科・社会/オンラインコース
  • 対象学年:小学1年生〜高校3年生
  • 月謝:12,810円〜41,160円(受講科目・学年によって異なる)

10秒でわかる!活用のポイントサマリ

  • 授業だけでは教え切れない範囲・科目の指導に『スタディサプリ』を活用。授業料の負担を抑えながら、学習時間の確保に貢献
  • 『スタディサプリ』を高校生に一斉導入。生徒が受講していない科目までサポートすることで、塾への期待値を高める
  • 導入直後、生徒全員を対象にした『スタディサプリ』説明会を実施。全員が使える環境づくりに注力し、初動をスムーズにする

課題カテゴリ

  • 対応科目の網羅度UP
  • 学習サイクルの効率化
  • リモート授業の実現
before
after

インタビュー記事

導入したきっかけ・導入前の一番の課題

丁寧に指導しようとするほど、受講料は高くなる。
個別指導のジレンマを解決するために

当塾は青森県弘前市にあるオンライン個別学習塾です。昨今のコロナ禍という状況だけではなく、雪などの天候や部活との両立、また保護者の送迎の負担などを考慮した通塾不要のオンライン塾を立ち上げました。「オンラインでの指導」というと、学習効果が薄いのではないかと懸念を抱く方が多いかもしれません。その点は、私自身が現役の大学生としてオンライン授業を受けた経験を生かして、学習効果の高い学習方法へとカスタマイズしています。時代の要請に沿った利便性の高い「オンライン」での指導と、生徒の理解とつまずきを見逃さない「個別指導」のきめ細かさを両立させた指導。それこそが当塾の特徴です。
しかしながら、丁寧に指導しようとするほど授業料は高くなりがちで、結局必要な授業を受講してもらえないということに気づきました。例えば、英語は「リスニング」と「文法」は分けて指導したいですし、数学も「数学Ⅰ」と「数学A」は分けて指導したいのですが、細かく分けて指導するには最低週2コマ必要になり、その分家計にも大きな影響を与えます。これは他の科目にも同じことが言えます。多くの生徒が数学と英語を受講していますが、定期テストや受験では全教科の点数が重要になります。受講していない科目をどのようにサポートしていくのか、塾として何らかの対策を講じる必要があると考えていました。
そこで検討したのがICT教材です。参考書や問題集と違って、動画教材であればどんな生徒でも取り組みやすいと考えました。様々な教材を検討するなかで、たどり着いたのは、私自身が高校時代に使っていた『スタディサプリ』。講義の質の高さやカバーしている科目数はもちろんのこと、コストパフォーマンス、保護者や生徒の認知度が高い『スタディサプリ』であれば導入のハードルも低く、当塾が抱えていた課題を解決できると確信しました。

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導入してよかったこと

インプットを『スタディサプリ』、アウトプットを授業と
切り分けることで、授業の進度がUP

『スタディサプリ』を導入して良かったのは、生徒の学習時間を補えること。現在は高校生全員に一斉導入し、授業だけでは補えない復習や予習に活用していますが、のきなみ学習時間が増えています。当塾の指導は、「前回授業・宿題の理解度を測る小テスト」→「小テストの解説」→「授業」→「宿題」という流れで進みます。科目によって『スタディサプリ』の活用方法は異なるものの、授業後の復習や次回の授業の予習を目的とした宿題に活用しています。例えば国語では「現代文」と「古文」という別科目を1コマで指導していますが、「現代文」の基礎を固めながら問題演習を行っていると、どうしても「古文」は抜け落ちてしまいます。そんな時でも『スタディサプリ』を通じて「古文」の文法を宿題として出すことで、インプットを前提にしたアウトプット中心の授業を展開できるようになりました。
一部の理社科目は、先に『スタディサプリ』の講義動画を視聴してもらい、その講義に対応したテキストを解いてもらった上で解説するという取り組みも始めています。特に社会科系の暗記科目は『スタディサプリ』でインプットを行い、授業でアウトプットを行うことで授業の進度は格段に上がりました。アウトプットを高速で回すことで、2周目、3周目の復習も可能です。現状は「英文法」「古文」「理社」が中心の活用ですが、工夫次第で他の科目についても展開できると感じています。
当塾には、「何から手をつければよいのかわからない」という生徒も一定数います。『スタディサプリ』は全教科をカバーしているとはいえ、このような生徒にとって自分のレベルに合った講義を選んで受講していくのは大変なこと。生徒の日々の進捗に合わせて、『スタディサプリ』から宿題配信することで、このような課題を解消することができます。例えば、この生徒は週20時間の学習時間が必要だから、塾での授業時間を確保した上で、残りの時間は『スタディサプリ』を8〜10講義配信するといった具合です。週1回の授業だとすべてを指導するのは現実的に不可能ですが、『スタディサプリ』を組み合わせた指導を行うことで、生徒の学習時間も増えています。

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生徒や保護者の変化・声

大学生講師が不足しがちな
季節講習にも活躍してくれる『スタディサプリ』

当塾では春期講習時に『スタディサプリ』を導入しました。導入時に意識したのは、全員で使える環境を作ること。導入のタイミングで生徒向けに説明会を開催し、生徒全員に会員コードを送った上で登録から操作説明、簡単な課題配信まで実施しました。『スタディサプリ』に対して不満の声が聞こえてこないところをみると、はじめにこのような説明会を開いたことで、スムーズに導入できたのだと思います。
学習時間が増加したことで、生徒の成績にも変化が現れました。塾で指導していない科目についてもテストの点数が上がっている、というような声もいただいています。これまで「数学と英語だけでいい」と考えていた生徒も、全科目を学べる教材があることで、定期テストの点数を上げたい、内申点を上げたいという意欲の形成につながっていると感じています。
また、『スタディサプリ』を活用することで、季節講習における講師不足にも対応することが可能です。当塾では生徒の理解や相談のしやすさを考慮し、毎回同じ講師が指導する「専任講師制」を採用しています。講師の質が生徒のやる気につながるため、常に質の高い講師を確保していますが、講習期間は講師の確保が困難になります。例えば、大学生が夏休みに入る8月10日頃から本格的に夏期講習を行うとすると、実質2週間程度の開催となってしまいます。そんな時でも、『スタディサプリ』を活用することで、前半は『スタディサプリ』の課題を配信し、後半は講師による指導という流れにすることも可能です。

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profile

オンライン個別学習塾エアスタ(青森県弘前市)
小野 大毅先生

小学生から高校生まで、約28名の生徒が通うオンライン個別学習塾。塾長の小野先生は現役の大学生で、ご自身が大学で受けたオンライン授業や、高校時代に利用していた『スタディサプリ』受講の経験を生かして、従来の塾では得られなかった利便性と、サポートの手厚さを軸にしたオンライン個別学習塾を設立。毎回同じ講師が授業する「専任講師制」のもと、学校の宿題から定期テスト、入試までをカバーする。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。